田舎暮らしの必需品「ヨモギオイル」の原料には太白胡麻油以外にありえないのか?

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もしもの時の万能薬「ヨモギオイル」

皆さんはヨモギオイル使ってますか?

私はよく使っています。

田舎で暮らしていると家や畑、山の手入などで草地に入ることも多く、ノラ作業をしていると生傷が絶えません。

そこでできた擦り傷・切り傷にヨモギオイルが大変良く効くのです。

また、ヨモギオイルはアトピー質の肌荒れにも一定の効果があると言われています。

そんな万能なヨモギオイルですが、普段うちで使っているものをついに使い切ってしまいました。

そこで新たに作り直す必要が出てきたのですが、

 

  • ヨモギオイルって必ず太白胡麻油じゃなきゃダメなの?
  • 昔ながらの圧搾方式で絞った菜種油とかでも良いんじゃないの?

 

という疑問が湧いてきたため、なぜ皆ヨモギオイルを太白胡麻油で作るのかということについて調べてみました。

 

ヨモギオイルとは?

そもそもヨモギオイルとは何かというと、そこらへんに生えているヨモギを太白胡麻油に浸けて熱し、成分を抽出したオイルのことです。

このオイルは傷の回復だけでなく、やけどや肌荒れ、虫刺されにも効くので田舎で暮らす上では必需品と言っても過言ではありません。

しかしヨモギオイルは一般的にお店で販売されているものではないため、多くの方が自家用として自分で作っているケースがほとんどだと思われます。

ヨモギは雑草としていたるところに自生していますし、ヨモギの葉っぱには止血の効能があります。また、食用としては春に餅に練りこんでヨモギ餅として食べたりします。

一方、「太白胡麻油」というものにはあまり馴染みのない方もいるかもしれません。

太白胡麻油というのはその名の通りごま油の一種なのですが、油を搾る際に普通のごま油とは異なり、ゴマを焙煎せずに生のまま絞り出したもののことを言います。

普通のごま油は茶色っぽい色をしていますが、太白胡麻油は無色透明です。この色の違いは、原料が白ごまか黒ゴマかといった違いではなく、油を搾る際にごまを焙煎しているか否かで決まります。

普通のごま油と比べて太白胡麻油は油を搾る際に焙煎による高熱を加えていないため、抗酸化物質などの栄養分が破壊されずに残っています。

また、太白胡麻油はアーユルヴェーダでもスキンケアに用いられ、アーユルヴェーダの本場インドでは、定められた専門的な製法で抽出された太白胡麻油は、食品ではなく医薬品として取り扱われているそうです。

ヨモギはわりと簡単に手に入りますが、太白胡麻油は少量でもそこそこ良い値段がします。(1リットルちょっとで2,000円以上とか)

なので、もし太白胡麻油の代わりに何か他に比較的安価な油で代用できたら嬉しいですし、もし太白胡麻油と同等の金額を支払うのであれば、太白胡麻油以上に薬効の高い油を見つけられればそちらを使いたいと思ってしまいます。

薬効のあるヨモギと肌に優しい成分を含む太白胡麻油、これらを基に作られるヨモギオイルですが、太白胡麻油以外の油との組み合わせで薬効の高いヨモギオイルは作れないのでしょうか。

 

太白胡麻油の代わりになりそうなオイル

仮に太白胡麻油以上にヨモギオイルの原料として適しているオイルを見つけたとしても、それが太白胡麻油以上に高価だったり手に入りにくいオイルであっては意味がありません。

そこで今回は普通にスーパー等で入手できる油で、そこまで価格の高くない油について考えたいと思います。

皆がヨモギオイルを作る時に太白胡麻油を使っているということは、きっと何か他の油には含まれていない、もしくは含まれていたとしても少量しかない成分が太白胡麻油には豊富に含まれているのだろうと予測します。

ただ、食用として口にするのではなく、ケガををした時やスキンケアとして体に塗る目的で使用するため、栄養素が豊富ということよりも、

  • 皮膚に吸収されやすい
  • ベタつかない
  • 変なにおいがしな

といった点に着目した方が良いのではないかと思います。

これらの条件を考慮すると普通のごま油はごまの香りが強すぎるため却下となりますし、サラダ油もベトベトして肌に塗りたくありません。

では、ココナッツオイルやオリーブオイルはどうなのでしょうか。

この疑問を解消するため、国内だけでなく英語で書かれたオイルに関する記事や論文をいくつか読んでみましたが、ココナッツオイルやオリーブオイル、アボカドオイル等、よくマッサージに使われているオイルはやはりどれも肌に優しく抗酸化作用や抗菌作用があり、結局使う人の肌の特性によって最適なオイルがそれぞれあるのだということでした。

例えば脂性の肌の人は毛穴が詰まりニキビが発生しやすいので、毛穴を詰まらせないような軽めの、そして不飽和脂肪酸(常温でベトベトに固まらずさらさらしている物質を多く含む脂質のこと)であるリノール酸を高濃度に含む紅花油ヒマワリ油ごま油が相性が良さそうです。

反対に乾燥肌の人は肌から水分が奪われるのを防ぐために飽和脂肪酸(不飽和脂肪酸の逆)であるオレイン酸を多く含むオリーブオイルアボカドオイルが相性が良さそうだということがわかりました。

 

皆が太白胡麻油を使う理由

ある特定された人物のためだけに使うのであれば、太白胡麻油よりももっとよいオイルは世の中にありそうです。

では、なぜ皆ヨモギオイルを作る時に太白胡麻油を使っているのでしょうか。

本当の理由はわかりませんが、個人的に感じるのは「皆がそうしているから」という理由が最も多いのではないかと思います。

インターネットでヨモギオイルのレシピを調べてみても、私がこれまで見たものは全て太白胡麻油を原料としていました。また、実際にヨモギオイルを自作している友人たちも太白胡麻油を使って作っているようです。

他の理由として考えられるのは、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダで用いられる概念「DOSHA(ドーシャ)」(体質とか生命エネルギーってことらしい)をバランス良く保つために、栄養素がバランス良く豊富で癒しの特性も持っているごま油が最もバランスの取れたオイルだと提唱しているということも根拠となっているのかもしれません。

太白胡麻油はバランスが良く、多くの人に問題なく受け入れられやすい万人受けするオイルだということはわかりました。

ただ、オイルを使用するのが誰か特定されている個人の場合で、その人の肌体質がわかっている場合には必ずしも太白胡麻油がベストなおいるであるとは限らない、というのが今の私の見解です。

次に私が自分用にヨモギオイルを作る時はオリーブオイルを使ってみようと思います。

Follow Kuro:

タイの奥地で粘土から日干しレンガを作る技術を習得し、現地の元僧侶のもとでメディテーション(瞑想)の修行を重ねるうちに、自然と共存して生きていくパーマカルチャーライフを意識することに。現在は田舎暮らしをしながら生きるために必要な技術を磨きつつ、山から伐り出した薪を使ってオーガニックの珈琲豆を焙煎して販売しています。

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