お金をかけずにお洒落な屋外キッチンを作りたい。予算はわずか1万5千円。【4~6日目】モルタル天板設置~壁の柱の試作まで。

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あれから48時間後、モルタル天板が固まったよ

前回のブログでは型枠にモルタルを流し込んでお終いでした。

お金をかけずにお洒落な屋外キッチンを作りたい。予算はわずか1万5千円。【1~3日目】全体の設計~モルタル天板成形まで。

その後、丸2日とちょっとの時間をおいて型枠の1面を剥がしてみました。

本当はもっと長い時間をかけて乾燥するのを待った方が良いのかもしれませんが、これ以上待ちきれませんでした。

角は所々崩れていますが、表面は思いのほか綺麗に仕上がっています。でも、今見えている部分は裏面になる予定。

せっかく塗装コンパネを使って型枠を作っているので、塗装コンパネと触れている面の方がツルツルに仕上がっているはずなのです。

なので今の写真の状態から表裏を裏返してテーブル脚に天板を乗っければ完成です。

と、言うわけで早速ひっくり返そうとします。

・・・が!

重い!!

重すぎてピクリとも動かない!!

持ち上げることはおろか、スライドさせることすらできません。

飛び散ったモルタルのせいで型枠と地面が接着しちゃったのかと疑うほどの重さでした。

セメントと砂だけで約80kg、そこにコンパネで作った型枠と水の重さも加わるので100kg近い重さになっているのかもしれません。そりゃ無理だわ。

「もう人力は諦めて、単管やらチェーンブロックを買ってきて三脚を組んでから持ち上げることにしよう」と思いネットでどんな商品があるのか検索してみたのですが、持ち上げるための道具を一式揃えると、それだけで軽く1万円を超えてしまいます。そんな予算はないので即却下です。

しょうがないので再度モルタル天板を前にして、バールをねじ込んでみたり地面と型枠の隙間にクサビを打ち込んでみたりと試行錯誤してみました。

そしてようやく天板と紙面の間に指が入るようになったところで一気に、「よいしょーっ!!!」っとありったけの力を振り絞ってひっくり返しました。

そして現れた表面がこちら。

墓石みたい

う・・、美しい!

やはり塗装コンパネに接していた面の仕上がりは先ほどのそれとは比較にならないほど綺麗。

まだ何も塗っていないのに、既にニスかガラス質の何かでコーティングされたかのような光沢を持っています。

ケチって塗装コンパネじゃなくて普通のコンパネを使わなくて良かったー。

嬉しくなった勢いで、気合でテーブル脚の上にモルタル天板を設置しました。

さっきまで諦めかけていたのに、意外と何とかなるものなんですね。

いやー、モチベーションって重要だなぁ。

 

テーブルの実用化までに解消しなければならない問題

これで既にテーブルとしての機能は果たしますが、まだいくつか問題が残っています。

  1. 天板の角が尖っており、ぶつかると痛いこと
  2. 天板の角に少し欠けている部分があり、そこから徐々に崩れてしまう恐れがあること
  3. 雨水等の酸性の液体がかかることによって天板が中和されて脆くなってしまうこと

という問題を解消しなければなりません。

早速行きつけのホームセンターに買い物に行きます。

まずa.を解消するため、グラインダーに取り付けて使うコンクリートを削る道具を購入!

名前は「コンクリ掘削用ディスク」というらしい。「研磨」なのかな、と思って探してみたけれど「掘削」と書いているものしか見当たりませんでした。

後で調べてみたところ、コンクリを削って面取りしたり、溝を掘ったりするときは「掘削」で良いらしいということがわかりました。

見た目はこんなやつです。

こいつで角をゴリゴリ削ってしまえばa.の問題は解決しそうです。

そしてb.を解消するために購入した道具はこちらのパテ。

触ってみた感触は、セメントに大量の接着剤が練りこまれているような感じ。

まずはコンクリ掘削用ディスクを使ってモルタル天板の角を丸くし、欠けている部分にパテを埋めていきます。

まずは掘削が終わったところ。角が丸みを帯びました。

まだパテは使っていない状態です。

 

そして次にパテを充填。若干色の違いは気になるけれど、ひび割れからの風化は防げそうです。

 

最後にc.の問題を解消するため、コンクリート用の防水塗料を買ってきました。

こいつを塗りたくった後の天板がこちら。

ん・・?

見た目変わってなくね?

2度塗りしたけど見た目は特に変化ありませんでした。

ただ、乾燥後に手で触れた感じは何か膜で覆われているような気がしないこともない。

今は効果を実感できなくても、数日後、いやもしかしたら数年後には違いが表れてくるのかもしれません。

安心を買ったと思うことにします。

あとはついでにテーブル脚を塗装します。防腐・防カビ・防アリの塗料を塗って完成したのがこちら!

先ほどまでの白っぽい脚と比べ、なんとなく力強さを感じます。超絶重いモルタル天板を乗っけていても安心感が生まれました。

段々とキッチンらしくなってきました。

次はテーブルの背後に壁を作ります。

【購入した資材】

  • コンクリ掘削用ディスク 784円
  • 刷毛 300円
  • 防水塗料(コンクリート用) 1,886円
  • 木材塗料(防腐・防カビ・防蟻) 1,980円
  • ラッカー薄め液 775円
  • マルチパテ 680円

 

タイル壁にしようか?木製の壁にしようか?

今のままでは背後の電気配線やら水道配管が丸見えで汚らしい。

しかも調理台の背後に壁が無いので、ひょっとしたらカットした野菜が背後に転がり落ちてしまうかもしれません。

そして壁を作らなければ、流し台に水道管を引き延ばしたとき、それを適当な高さで支えてくれるものがありません。

背後の目隠しと食材の落下防止、水道配管のため、背後に何かしらの壁を作ろうと思います。

 

そうすると、ここでもまた前回同様、素材を何にしようかという悩みが生じました。

何か良さげな材料はないかなーとホームセンターへ探しに行ってみると、なんと通常1,000円以上する沓石が1個200円のセール価格で販売されています。

ちなみに沓石というのはこんなやつで、柱を立てる時の土台として使われます。

そしてそして、別のホームセンターでは「ご自由にお持ち帰りください」のコーナーに使われなくなった木製パレットが!!

しかも状態はなかなか良さげ!

無理やり軽乗用車に積み込んで持ち帰ります。

このままでも何か他の用途として使えそう。

このパレット、屋外で雨ざらしにされたり上に重い荷物を乗せたりすることもあるので、結構頑丈に作られています。

そのため防腐剤が使われていることがほとんどで、環境に悪いので薪として燃やすことはできないけれど、バラして木材として利用することができます。今回は水が跳ねたりする可能性のある調理台の壁に使用するため、最初から防腐剤が入っているパレットは無料なのにとても便利な木材なのです。

これはもう束石とパレットで壁を作れということでしょう!と納得し、キッチンテーブル背後の壁は木製とすることで決めました。

 

薪として伐り出した木を使って、壁を支える柱を試作してみた

当初、壁を支える柱はホームセンターで90mm角材を買ってこようと思っていたのですが、これが結構高いんです。

予算が少ないのでできるだけ出費を抑えたい私。そんな私の目に映ったものは、以前お隣さんから薪として譲って貰ったイヌマキの木でした。

そいつがまだ3本ほど長いまま庭に放置されております。

よし、こいつを使ってみよう!ということで早速木の皮を剥き始めます。

 

日差しが強く体力の消耗が激しいため、少ない日陰に隠れて作業します。2歳の息子はお気に入りの金ダライで水浴び。

ちょっと手を動かすだけで汗がしたたり落ちてきます。

なぜ大変な思いをしてまで皮を剥いているのかというと、木が虫に食べられるのを防ぐためなのです。

蟻などの虫たちは木の皮の裏に住み、木を食べてしまいます。

そういえば余談ですが、以前視察に伺ったブドウ農家さんは同じ理由からブドウの木の皮を全て剥いだ状態で栽培していました。

私たちの柱も虫害から守るため、いずれ柱がスカスカになってしまわないように、虫が隠れられない程度まで剥いていきます。

傍から見ると簡単そうに見えても、所々節があるので結構大変なのです。

 

そうとも知らずに Mikaが「面白そう、自分もやってみたい!」というので交代します。

先ほどよりも狭くなってきた日陰で一生懸命頑張ってくれています。ありがたや。

 

皮を剥いていくと既に何かの虫が木の表面を食べた跡がありました。

でもスカスカになっているわけでもなく、特に腐っている様子もありません。

柱として十分耐えうる状態でした。

 

全ての皮を剥き終わったら、柱を沓石に立てるために凸の部分を作ります。

ノコギリとノミを使ってできた凸がこちら。沓石のサイズに微調整しました。

 

そしてそびえ立つ柱の1本目が完成!

バランスも取れており、ちゃんと自立してくれます。

この放置されていた木が柱として成り立つことが確認できたため、こいつをもう1本作ってパレットをバラして壁を作ります。

次回、ついに屋外キッチンが完成。

つづく。

Follow Kuro:

タイの奥地で粘土から日干しレンガを作る技術を習得し、現地の元僧侶のもとでメディテーション(瞑想)の修行を重ねるうちに、自然と共存して生きていくパーマカルチャーライフを意識することに。現在は田舎暮らしをしながら生きるために必要な技術を磨きつつ、山から伐り出した薪を使ってオーガニックの珈琲豆を焙煎して販売しています。

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